生活習慣病は「沈黙の病気」。自分に鈍感であること、気づかないコトのコワさ。 |
高血圧や高脂血症、糖尿病など生活習慣病の多くは「沈黙の病気」。自覚症状がほとんどないままに進行してしまいます。日々の忙しさを言い訳に、自分の身体に鈍感であること、SOSに気づかないことは大変な事態を招いてしまいます。早期発見、早期治療が非常に大切です。ちょっと立ち止まって、自分の生活や身体の声に耳を傾けてみましょう。
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高血圧は、別名サイレント・キラー(静かな殺し屋)。放っておくと怖い合併症に…。 |
心臓から排出される血液が、動脈の血管壁を押す力のことを血圧といいます。心臓が縮んだ時と拡張した時の血圧があり、これらが基準値より高い場合に「高血圧」と診断します。
高血圧は、高いという以外に自覚症状がとくに無く、放っておくと将来、脳卒中や心不全を引き起こす怖い病気なのです。 |
高血圧でもろくなった血管は心臓にも負担がかかります! |
血管は全身をめぐって細胞に酸素や栄養を運んでいます。しかし、血圧が高いと血管に常に強い圧力がかかってしまいます。この状態が続くと血管の壁が厚く硬くなります。このような状態が動脈硬化です。
古いゴムホースに勢いよく水を流せば、亀裂が入ったり、破れたりするように、血管がもろくなってしまうと脳や心臓、腎臓などの血管にダメージを与えてしまうのです。 |
最近では家庭で簡単に計測できる血圧計が普及しています。普段から自分の血圧を知っておくことは医師の診断をあおぐ時大変役立ちます。血圧は1日の中でも刻々と変化します。起床時から上昇しはじめ、活動が活発になる日中は最も高く、夜にかけて下降します。さらに運動やストレス、気温、年齢など様々な要因によって変化します。
〈血圧測定ポイント〉
●いつも同じ時間に測定する。※起床後がおすすめ。
●いつも同じ場所で測定する。
●いつも同じ姿勢で測定する。
※家庭血圧が130/180mmHg以上の時は高血圧の疑いがあります。 |
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